桃花塾にはいろいろな種類の動植物が共生しています。その一部を季節ごとにまとめてみました。

 

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生命への畏敬
 
桃花塾内の木々におおわれた一角にひっそりとたつ二つの石碑がある。本源の塔.jpg (26482 バイト)
 一つは『本源の塔』である。桃花塾の創立者 岩ア佐一が著書「人間を生く 第三集」に述べているように、人間の根源的意義を哲学的に具現化したものである(昭和38年に建てられた)。本源について−現在、地球上に生存している人類は、太陽と 地球の歴史に始まって、数億万年の生物の歴史を経てきたものである。即ち、「本源」に立ち戻って考えれば、人類とても単細胞動物以下あらゆる生物と存在の意味を等しくしている。植物でも動物でも生まれた条件にめぐまれずに消えていくものは限りなく存在する。しかし、地上に生命を与えられるものとしては、同じ条件であり平等であると考えられる。
 もう一つは『萬霊相愛』碑である。生きとし生けるものすべての生命を慈しむことを具現化した碑である(昭和62年に建てられた)。愛について−あらゆる生物は個体としては相互に断絶しているが、それを相互に深く結びつけるものは、本能的な親子・男女の間の愛に始まって高められた人類愛である。条件にめぐまれずに生まれた人の子どもを他の個体が相抱いて生をとめしむることは、ただ人類の世界にあらわれた高度の愛である。
 この二つの碑の銘は、早稲田大学名誉教授 栗田直躬先生に揮毫していただいた。石碑の背面は小さな林であるが、野鳥・タヌキなど小動物や、野生の草花が見られる。創立者は、「人間と他の生物との共生」「人間と自然環境の相互作用による調和ある施設づくり」の実現をめざした。そして一定区域をみだりに人間が立ち入らない空間として保護した。その精神を今も受け継ぎ、実践している。日常生活において、桃花塾にかかわる子どもも大人も、自然との共生を積極的に学ぶことを大切にしている。