主催:日本ジェントル・ティーチング研究会
大阪会場後援:日本知的障害者愛護協会/大阪知的障害者愛護協会/社会福祉法人桃花塾
東京会場後援:日本知的障害者愛護協会/東京都発達障害支援協会


講師のJoe Landis氏(国際コンパニオンシップ研究所代表)
発表資料はこちらにあります。
大阪会場の様子(キッチンテーブル・アセスメント)
東京会場の様子

2000年2月89日 富田林市 すばるホール(大阪)
2000年2月11日 東京ウィメンズプラザ(東京)

 

Joe Landis氏(International Institute on Companionship)の発表資料

 

インディアンクリークファウンデーションのケア理念の発展

1.背景

 私たちの施設ではここ5年の間、どうすればすべてのスタッフが純然たる行動修正法からジェントルティーチングへの転換が図れるか、その方法を模索してきた。

 

2.取り組みの開始と組織づくり

 私たちは、新しいケア理念であるジェントルティーチングをすべてのスタッフに浸透させる方法について議論を重ねてきた。以下、どのようにしてインディアンクリーク・ファウンデーションにジェントルティーチングが根づいていったか、5年にわたる発展の経過を6つの段階に分けて説明する。それぞれの段階において私たちは新しいことを学び、さらに発展させていけるという手応えを感じた。

(1)ジェントルティーチングという新しい方法に取り組んでみたいというスタッフを募った。

 結果:関心のないスタッフをいかに引き込んでいくか、その手段が見出せなかった。

(2)まったく新しい記録システムを開発した。

 結果:煩雑すぎた。

(3)良き指導者を数名選び、不理解なスタッフの意識改革を図った。

 結果:公的な取り組みではなかったため、良き指導者を設けるというシステムは失敗した。

(4)居住サービス部門に非常勤のコーディネータ職を設けた。

 結果:施設内で職の取り合いになってしまったこと、そして居住サービス部門の日常業務に負担がかかりすぎたことが原因で破綻した。

(5)家族サービス部門がジェントルティーチングに関する責任を負う。

 結果:一部の者が予算を増やす手段として用いたため、他の責任者から利己的だと批判された。

(6)新しい考え方として、まずジェントルティーチングを「インディアンクリーク・ファウンデーションのケア理念」と飾らずに呼ぶことにする。そうすることにより、私たちがどのような存在であるかが明らかになる。そして、常勤職に対する資金繰りをすると同時に、ジェントルティーチングについて最高責任者に直接報告する。

 結果:4年が経過してやっと私たちは実践する1つの方法を見出した。

 

国際コンパニオンシップ研究所の誕生

1.背景

 私たちは一施設として、攻撃行動をもつ人々に思いやりのある人間的な方法でかかわっていくのは難しいと考えていた。そこで、より強力な行動修正プログラムを導入したり、薬物に頼ったりするのが最善策だとしてきたが、私にはそのどちらもが個人の人間性を奪う行為に思えてならなかった。

2.取り組みの開始と組織づくり

 私は同僚の最高責任者に話した。ジェントルティーチングというユニークな理論があることをジェントルティーチングでは、「行動」は力強いメッセージを伝える一つの方法だと見なされる。よって、援助者である私たちは、問題となる行動をなくそうとする以前に、そのようなメッセージをまず理解し、個々に応えていかなければならない。そのような行動は、相手の人が不安定な状態にあることを示している。個々のメッセージに応え、相手の人の内面と環境との調和を図っていけば、問題となる行動はやがてなくなっていくであろう。そして、全体性と成長が再びみられるようになるであろう。例えば、話すことのできない人は唾を吐くことで、私たちにEメールを送っているのである。 

(1)『こころの治療援助(原著:Beyond Gentle Teaching: A Nonaversive approach to Helping   Those in Need)』と出会う(1993年)

(2)スタッフ・グループ内で『こころの治療援助』の合評会を開始する(1994年春)

(3)管理職の間で『こころの治療援助』の合評会を開始する(1994年春)

(4)McGee氏を招いて1日研修を実施する(1994年7月)

(5)McGee氏による管理職研修を実施する(1994年)

(6)スタッフを対象とした5日間の研修を実施する

(7)全施設の代表からなるジェントルティーチング委員会を設置する

(8)McGIFMcGee氏とインディアンクリーク・ファウンデーションとの協力体制)を推進していく(1995年)

(9)日本とオランダの代表者と会合をもつ(1995年8月)  

(10)インディアンクリーク・ファウンデーションに国際会議主催の要請がある(1996年4月)

(11)国際コンパニオンシップ研究所代表への就任を依頼される

(12)インディアンクリーク・ファウンデーション主催で、第1回コンパニオンシップ国際会議"From our home to your home"が開催される(1998年4月)

 

 

国際コンパニオンシップ研究所の活動(1996-2000)

果たすべき役割

 疎外されている子どもたちや大人たちの援助を目的とする非暴力プロジェクトの国際ネットワークを確立し、調査研究活動、教育活動、実践活動などを通して、交わりおよびコミュニティを発展させていくこと。

目的1

 時代や場所を超えて共有することができる価値を見出し、それを深めていく。

  2000年1月:20世紀における非暴力運動についての基礎研究、歴史およびその結果

目的2

 ジェントルティーチングを推進していくための情報提供および資料作成を行う。

  1996年:各施設が独自の内部システムを組織し、研修素材およびジェントルティーチングのプロモーションビデオを作成

  1999年:"We Care Homes" "Sunshine"など、ジェントルティーチングを推進している施設の代表がデトロイトに集まって、総合的な研修シラバスを作成する話し合いをもつ。

目的3

 ジェントルティーチングの価値観、希望の心理学、やさしさと交わりに基礎をおくアプローチ法などを他者に教えていくと同時に、すべての時代あるいはすべての文化に通用するように再定義を行うなど、さらなる発展を目ざしていく。

  1999年5月:"We Care Homes" "Sunshine" "Verland Foundation" の主催で、ペンシルバニア州ピッツバークに125名の参加者が集まり、ジェントルティーチングの推進状況などについて話し合った。新しい施設も加わり、施設間の連携をどう図っていくかが議論された。

目的4

 上述したような取り組みを全世界規模で展開していく。

  第1回IIOC国際会議"From our home to your home"

  1998年4月、"Indian Creek Foundation" の主催で、第1回IIOC会議がペンシルバニア州フィラデルフィア近郊で開催された。約200名が6か国、6つの州、30の施設から参加した。会議では、相互の友情が深められ、情報が交換され、そして新しい発想や洞察がもたらされた。

目的5

 ジェントルティーチングの精神、概念、技法を、そして相互依存の心理学を広めていく長期的構造を確立する。

 

 

 詳しい内容については日本ジェントルティーチング研究会発行の報告書にまとめられていますので、ご希望の方は下記事務局までお問い合わせください。

◆日本ジェントルティーチング研究会事務局◆
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内容については現在Brief Reportを作成中です。もうしばらくお待ちください。

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